1、自律神経とは
自律神経は、内臓や血管、体温などからだの環境を整える神経です。暑い、痛いといった知覚神経や手を挙げたり走ったりという運動神経と違い、私たちの意思とは関係なく生命体としての人体を健康に保つ機能を持った神経の一つです。 自律神経は、興奮や緊張を司る交感神経とリラックスしたり睡眠を司る副交感神経の2つから構成されています。例えば、血圧を上げるのは交感神経で血圧を下げるのは副交感神経です。このように呼吸や血液循環をはじめ消化吸収を司る各臓器も排泄や内分泌も体のほとんどの器官は自律神経によってコントロールされています。
自律神経のコントロールは、間脳の視床下部にあり、交感神経も副交感神経も脊髄を通って各臓器など全身に張り巡らされています。
2、自律神経のバランスが崩れると
人間は、人間関係や仕事の悩みをはじめ、暑さ寒さ、睡眠不足や騒音など、外界から体内に入ろうとする刺激をストレスと感じ、防御のために人体は変化を起こします。この変化を起こすのが自律神経です。強いストレスを長期間受けているとストレス解消のため、交感神経だけが活発に働いたり、その逆の減少が起きたりします。
これが自律神経のバランスが崩れたときで、頭痛やめまい、息切れや肩こり、手足のむくみや冷え痺れ、生理不順など、いわゆる自律神経失調症といわれる様々な病気が発症します。現在の医療では、崩れた自律神経のバランスを回復するための方法として、薬物療法と心理療法が中心的に行われていますが、その治療方法は確立されているとはいえません。
3、自律神経のバランスを整える
ところが、1957年 東京大学医学部第一内科の田坂定孝教授を中心とするグループが、自律神経に低周波を通電すると、病状によっては40〜70%の確率で効果が出ると発表しております。田坂教授は、「低周波脊髄・頭部通電療法」中外醫學社刊の著書の中で、
「・・・中枢性神経疾患には自律神経症状がしばしば見られるが、本通電はこれら諸症状にも有効である。」
「脳卒中後片麻痺に伴う自律神経症状として現れる浮腫(むくみのこと)は、麻痺肢の手背に見られることが多いが、29例中浮腫が著減ないし消失したものは19例(65.5%)もある。私たちが驚くほど効いた例である・・・」
奨励と知見の結果を述べて、低周波を通電することで自律神経のバランス回復ができることを報告しています。この他、低周波を脊髄に通電することにより、運動麻痺、知覚障害、言語障害、精神症状にも有効であることを証明しています。
4、内臓トレーニング方法
現在、医療の世界では、筋肉痛や凝りの部分にパッドを貼り、痛みを麻痺させたり、分散させる方法で低周波を利用している。
内臓トレーニングは田坂教授の原点に戻り、脊髄に低周波を通電させることにより自律神経のバランスを整えるようにしている。 |